がん細胞だけを選択的に攻撃する「高濃度ビタミンC点滴療法」


超高濃度ビタミンC点滴療法は米国ライナス・ポーリング博士が提唱し、がんの代替療法として注目されている治療法です。

ビタミンCは自らが酸化されることで強力な抗酸化作用を発揮します。ビタミンCが酸化されるに際には、大量の過酸化水素が発生します。ビタミンCが体内(血液中)に投与された際、正常な細胞は過酸化水素を中和できますが、がん細胞はこれを中和することができずに死んでしまいます。高濃度ビタミンCは、正常な細胞は傷つけずにがん細胞だけを殺す、副作用のほとんどない抗がん剤となります。

この治療法は抗がん剤治療や放射線治療との併用が可能です。点滴の頻度は、治療を開始する時点では週に2〜3回が標準です。多くの場合で1回に50g以上のビタミンCを点滴で投与することになり、ビタミンCの投与量によっても点滴時間は変わりますが、概ね1〜2時間程度です。がんが完全に消失したという段階になってから半年ほどは、週1回の治療を続けます。その後は、半年あるいは3ヶ月ほど、2週間に1回、その次の段階では月に1回といったように、だんだん頻度を減らしていきます。治療の期間については、個々の症例により異なります。

ビタミンCは副作用の強い通常の抗がん剤とは異なり、副作用がほとんどないことが特長です。がん細胞に対してだけ攻撃力が高いので、がん手術後の再発防止、がんの新たな補助療法として注目され、米国・国立がん研究所[NCI]、米国・国立衛生研究所[NIH]で最先端のがん治療法として研究が進められています。

米国では、すでに乳がん、前立腺がん、直腸がん、肺がん、悪性リンパ腫、大腸がん、すい臓がん、卵巣がん、膀胱がん、腎臓がん、子宮がん、などの 治療効果が報告され、今後最も治療効果が期待される治療方法のひとつになっています。