肥満が原因でがんのリスクが高まる


体重過多や肥満ががん発症のリスクを高めており、2012年には世界で新たに50万人ががんを発症していたとの研究結果が世界保健機関(WHO)の専門組織、国際がん研究機関(IARC)が英医学誌ランセット・オンコロジーで発表しました。特に、女性は世界的に見ても閉経後に乳がんや卵巣がんなどの婦人科系のがん発症率が高いと、国際がん研究機関(IARC)が警鐘を鳴らしています。

国際がん研究機関(IARC)によると、2012年に全世界で新たにがんと診断された患者さんのうち、推定3.6パーセントにあたる約48万1000人が体重過多や肥満が原因だったそうです。

約48万1000人のうち、先進国の患者は約39万3000人、発展途上国では約8万8000人と先進国のほうが非常に多くがんが発症しています。特に肥満が原因でがんに発症したケースの23パーセントが北米の患者だったそうです。

男女別の比較では、肥満が原因でがんにかかる率は男性が1.9パーセントであるのに対して、女性は5.3パーセントと男性より高く結果になっています。国際がん研究機関(IARC)によると「閉経後に乳がんや卵巣がんなどを発症する率が高くなるが、健康的な体重を保つことで乳がんなどの10パーセントは予防することができる」と指摘しており、肥満対策の重要性を訴えています。


乳がんの薬物療法(ホルモン療法)


乳がんの治療に用いられる薬(抗がん剤)は、大きくホルモン療法、化学療法、分子標的療法の3種類に大別され、それぞれのがんの性質や病状によって使い分けられています。抗がん剤の副作用は薬の種類によって異なります。また副作用は治療を受ける人それぞれに出方の違いがあり、個人差があります。抗がん剤治療を受ける場合には、抗がん剤の目的、期待される治療効果、予想される副作用とその対策などについて十分な説明を受け、理解することが大切です。

ホルモン療法

約7割の乳がんはホルモン受容体を持っており、ホルモン受容体を有する乳がんは女性ホルモン(エストロゲン)の刺激ががんの増殖に影響しているとされます。手術で取った乳がん組織中のホルモン受容体(エストロゲン受容体とプロゲステロン受容体)を検査することにより、女性ホルモンに影響されやすい乳がんかそうでない乳がん化がある程度わかります。女性ホルモンに影響されやすい乳がんを「ホルモン感受性乳がん」、「ホルモン依存性乳がん」と呼び、ホルモン療法による治療効果が期待されます。

生理があって卵巣機能が活発な女性では、卵巣が女性ホルモンの主な供給源になります。また、女性は通常50歳前後を境に卵巣の働きが衰えることにより、生理が止まり「閉経」を迎えます。閉経後の女性では卵巣からの女性ホルモンの分泌は停止し、副腎皮質から分泌される男性ホルモンが原料となって、「アロマターゼ」と呼ばれる酵素の働きによって女性ホルモンがわずかに産生されます。閉経後の女性では、女性ホルモンのレベルは、閉経前に比べ100分の1程度に減少します。

ホルモン療法には抗エストロゲン剤、選択的アロマターゼ阻害剤、黄体ホルモン分泌刺激ホルモン抑制剤などがあります。乳がんの術後や転移性乳がんに用いられる「タモキシフェン」は代表的な抗エストロゲン剤であり、女性ホルモンのエストロゲン受容体への結合を阻害します。選択的アロマターゼ阻害剤は、閉経後の女性においてアロマターゼの働きを抑えて女性ホルモンの産生を抑えます。閉経前の場合、卵巣からの女性ホルモンの分泌を抑える黄体ホルモン分泌刺激ホルモン(LH-RH)製剤を使用することがあります。その他、プロゲステロン製剤などがあります。

ホルモン療法の副作用は、化学療法に比べて一般的に極めて軽いのが特徴ですが、タモキシフェンの長期使用者では子宮がんや血栓症のリスクが、選択的アロマターゼ阻害剤の使用者では骨粗鬆症のリスクが高まります。


乳がんの薬物療法(化学療法・分子標的薬)


乳がんの治療に用いられる薬(抗がん剤)は、大きくホルモン療法、化学療法、分子標的療法の3種類に大別され、それぞれのがんの性質や病状によって使い分けられています。抗がん剤の副作用は薬の種類によって異なります。また副作用は治療を受ける人それぞれに出方の違いがあり、個人差があります。抗がん剤治療を受ける場合には、抗がん剤の目的、期待される治療効果、予想される副作用とその対策などについて十分な説明を受け、理解することが大切です。

化学療法

化学療法は、細胞分裂のいろいろな段階に働きかけてがん細胞を死滅させる効果があります。乳がんは、比較的化学療法に反応しやすいがんです。化学療法はがん細胞を死滅させる一方で、がん細胞以外の骨髄細胞、消化管の粘膜細胞、毛根細胞、末梢神経細胞などの正常細胞にも作用し、白血球・血小板の減少、吐気や食欲低下、脱毛、手足のしびれ、体の痛みなどの副作用があらわれます。

乳がんの治療に用いられる化学療法の薬剤には注射薬や内服薬があります。使用する薬剤やその投与方法によって副作用の特性やその頻度などは異なりますので、事前にそれらをよく説明し心構えをしておくことが大切です。

分子標的療法

がんが大きくなったり転移したりする生物学的なメカニズムの鍵となる分子を狙いうちする治療を、「分子標的療法」といいます。乳がんのうち20%~30%は、乳がん細胞の表面にHER2タンパクと呼ばれるタンパク質をたくさん持っており、このHER2タンパクは乳がんの増殖に関与していると考えられています。トラスツズマブ(商品名:ハーセプチン)やラパチニブ(商品名:タイケルブ)はHER2を狙いうちした治療法(分子標的療法)で、HER2タンパクあるいはHER2遺伝子を過剰に持っている乳がんに効果を発揮します。


乳がんの放射線療法


放射線にはがん細胞を死滅させる効果があります。放射線治療は放射線照射を行った部分にだけ効果を発揮する局所療法です。腋の下のリンパ節転移の個数が多い場合には、術後放射線療法が再発率を下げることが示されています。乳がんでは、外科手術でがんを切除した後に乳房やその領域の再発を防止する目的で行われる場合(これを「術後放射線治療」といいます。)と、骨の痛みなどの転移した病巣による症状を緩和するために行われる場合があります。

放射線を照射する範囲や量は放射線治療を行う目的、病巣のある場所、病変の広さなどによって選択されます。副作用の原因は病巣周囲の正常細胞にも放射線がかかることによっておこり、放射線があたった領域に含まれる臓器に特有の副作用が出現します。例えば腰椎に放射線をあてた場合は、皮膚や消化管の炎症などが予想されます。

放射線治療の進め方

一般的に、放射線治療は以下の通り進められます。

放射線療法は、まず最初に放射線専門医が照射量や照射範囲、照射回数など治療計画を決定します。

放射線照射は1日1回、合計25回が一般的となっています。

放射線療法後の効果は、治療終了後もしばらくの間持続します。

その間に副作用が現れてくることもありますので、定期的に受診し経過を観察します。

ただし、過去に乳房およびその周辺に放射線照射を受けたことのある人は、同じ側の乳房には放射線を照射することはできません。また妊娠中の人に対しては、放射線療法を避けることが一般的となっています。


乳がんの外科手術治療


乳がんの治療には、外科手術・放射線治療・抗がん剤治療があります。外科手術と放射線治療は治療を行った部分にのみ効果が期待できる「局所療法」であり、抗がん剤治療は「全身療法」と位置付けられています。

外科手術

乳房にできたがんを切除するために行います。通常はがん組織を含めた周りの正常組織を同時に切除します。切除する範囲は乳房内でのがんの広がりによって決められます。通常、乳がんの切除と同時に、腋の下のリンパ節を含む腋の下の脂肪組織も切除します。これを「腋窩(えきか)リンパ節郭清」と呼びます。乳がんの手術には、次のような術式があります。

1.乳房のしこりを切除する手術

①腫瘍核出術:乳房のしこりだけを切除する手術です。吸引細胞診や針生検で術前にがんの診断がつかないときに行われることが多く、がんの治療としては一般的ではありません。

②乳房部分切除術:しこりを含めた乳房の一部分を切除する方法で、「乳房温存手術」と呼ばれます。病変の部位や広がりによって、乳頭を中心にした扇形に切除、あるいはがんの周囲に2cm程度の安全域をとって円形に切除します。しこりが大きい場合、乳がんが乳腺内で広がっているとき、乳腺内にしこりが複数ある場合には、原則として温存手術の適応にはなりません。通常手術後に放射線治療を行い、残された乳房の中での再発を防ぎます。

③単純乳房切除術:がんのできた側の乳房を全部切除し、腋窩リンパ節の切除を行わない場合をいいます。

④乳筋温存乳房切除術:乳房と腋窩リンパ節を切除します。場合によっては、胸の筋肉の一部を切り離すこともあります。この術式が、最も一般的な乳がんの手術方法です。

⑤乳筋合併乳房切除術(ハルステッド法):乳房と腋窩リンパ節だけでなく、乳腺の下にある大胸筋や小胸筋を切除します。かつてはこの手術方法が標準的手術方法として実施されてきましたが、現在ではがんが胸の筋肉に達している場合だけに行われます。

2.腋窩リンパ節に対する手術

①腋窩リンパ節郭清:通常、乳がんの切除と同時に、腋窩リンパ節を含む腋の下の脂肪細胞も切除します。これを「腋窩リンパ節郭清」と呼びますが、腋窩リンパ節郭清は乳がんの領域でのリンパ節再発を予防するだけでなく、再発の可能性を予測し、術後に抗がん剤治療が必要かどうかを検討する意味で非常に重要です。腋窩リンパ節郭清を行うと、手術をした側の胸にリンパ浮腫(むくみ)がでたり(頻度は10~20%程度)、肩の痛みや運動障害がおきたりすることがあります。

②センチネルリンパ節生検:センチネルリンパ節とは、乳がんからこぼれ落ちたがん細胞が最初に到達する乳腺の領域リンパ節のことを指します。多くの場合は腋窩リンパ節がセンチネルリンパ節になります。センチネルリンパ節に転移がない時、多くの場合、他の腋窩リンパ節には転移がありません。センチネルリンパ節生検は術前検査(触診・超音波など)で腋窩リンパ節転移がないと考えられた場合、腋窩リンパ節郭清を行わなくてもより可能性がある患者さんを選ぶ手段として使用されています。


乳がんの治療


乳がんの治療は、一般的には病期に応じて、外科手術・放射線治療・抗がん剤治療を組み合わせて行います。これを「集学的治療」と呼びます。

乳がんのがん細胞は、比較的小さい時期から乳腺組織からこぼれ落ち、リンパや血管の流れに乗って乳腺から離れた臓器(肺・肝臓・骨など)に小さな転移巣を形作ると考えられています。手術で肉眼的にがんを取り除いても、微小な転移巣が残れば、それが徐々に大きくなって症状を出してきたり、検査で検出されたりするようになります。そのため乳がんが発見された時点で明らかな遠隔転移がない場合でも、再発の危険が高い場合には乳腺の領域に対する治療(局所療法)、すなわち手術や放射線治療だけでなく、再発の危険性や年齢、がんの性質に応じた全身治療、すなわち抗がん剤治療を行うことが勧められています。全身再発の危険性を予測する指標を「予後因子」といいます。乳がんの予後因子には腋窩リンパ節(腋の下のリンパ節)への転移の個数・年齢・腫瘍の大きさ・組織学的異型度・ホルモン受容体の有無などがあります。

乳房の領域外の臓器に明らかな転移を有するがんを総称して「転移性乳がん」と呼びます。乳房にがんが見つかった時点で、すでに遠隔転移を有する場合と区別して、手術などの初期治療を終えた後に発見される場合を「再発乳がん」と呼びます。転移性乳がんは、がんがからだ全身に広がっている状態であるので、抗がん剤による全身療法が原則となります。ただし手術をした乳房の領域での再発は「局所再発」と呼んで区別され、手術や放射線による局所療法を積極的に行う場合もあります。


乳がんの診断


1.自己検診と定期健診

20歳を過ぎた女性は毎月、生理が終わって数日以内、生理のない女性は毎月決まった日に、しこりがあるかどうかを自分で検査することをお勧めします。大きな鏡で見ながら、乳房の形の変化、くぼみの有無や皮膚の色を見ながら、乳房に触れてしこりを探します。また乳房から分泌物があるかどうかも調べます。異常があればなるべく早く、乳がん専門医を受診してください。40歳以上の女性は2年に1回のマンモグラフィによる検診を受けてください。自分で見つけることのできないような小さなしこりが発見されることがあります。

2.画像検査

①レントゲン撮影(マンモグラフィ)

マンモグラフィは乳房を装置に挟んで圧迫し、X線撮影をする検査です。触診では見つからないような小さながん(非触知乳がん)が見つかることもあります。乳がん検診については、問診・視触診・マンモグラフィ検査を併用することが有効です。

②乳腺のその他の画像検査

しこりががんであるかどうかや病変の広がりを診断するためには、乳腺の超音波検査・MRI検査・CT検査が有効です。

3.穿刺吸引細胞診と針生検

しこりが見つかった場合、しこりに細い注射針を刺して細胞を吸い取って調べる「穿刺(せんし)吸引細胞診」により、80~90%の場合でがんかどうかの診断が確定します。

さらに多くの情報を得るために太い針を刺してしこりの一部の組織を採取することもあります。(「針生検」)。触診では明らかなしこりが確認できず、画像検査だけで異常が指摘されるような場合には、マンモトーム生検と呼ばれる特殊な装置を使った針生検を行うこともあります。

4.遠隔転移の検査

乳がんと診断された場合、他の臓器へのがんの広がり(遠隔転移)の有無を調べるために胸部レントゲン撮影・肝臓のCTや超音波検査・骨のアイソト-プ検査(骨シンチグラフィ)などが行われます。


乳がんの症状


1.乳房のしこり

乳がんは5mmぐらいから1cmぐらいの大きさになると、自分で注意深く触るとわかるしこりになります。しかし、しこりがあるからといって、すべて乳がんであるというわけではありません。

乳房のえくぼなど皮膚の変化

乳がんが乳房の皮膚の近くに達すると、えくぼのようなくぼみができたり、皮膚が赤くはれたりします。乳房のしこりが明らかでなく、乳房表面の皮膚がオレンジの皮のように赤くなり、痛みや熱感を伴う場合を炎症性乳がんと呼びます。炎症性乳がんがこのような外観を呈するのは、乳がん細胞が皮膚のリンパ管の中につまっているためであり、それだけ炎症性乳がんは全身的な転移を起こしやすい病態です。

乳房の近くのリンパ節の腫れ

乳がんは乳房の近くにあるリンパ節、すなわち腋の下のリンパ節(「腋窩(えきか)リンパ節」)、胸骨のそばのリンパ節(「内胸リンパ節)」や鎖骨の上下のリンパ節(「鎖骨上リンパ節」・「鎖骨下リンパ節」)に転移をきたしやすく、これらのリンパ節を「領域リンパ節」と呼びます。領域リンパ節が非常に大きくなるとリンパ節の流れがせき止められて腕がむくんできたり、腕に向かう神経を圧迫して腕のしびれをきたしたりすることがあります。

遠隔転移の症状

転移した臓器によって症状は違いますし、症状がまったくないこともあります。領域リンパ節以外のリンパ節が腫れている場合は、遠隔リンパ節転移といい、他臓器への転移と同様に扱われます。腰・背中・肩の痛みなどが持続する場合は骨転移が疑われ、荷重がかかる部位にできた場合には骨折をおこす危険もあります。

肺転移の場合には咳が出たり、息が苦しくなることもあります。肝臓への転移は症状が出にくいのですが、大きくなるとお腹が張ったり、食欲がなくなることもあり、痛みや黄疸が出ることもあります。


乳がん発生の原因


日本では毎年5万人を超える人が乳がんと診断されており、女性では大腸がんと並んで、最も罹患率の高いがんとなっています。また乳がんには男性も罹患することがあり、乳がん罹患者全体の約1%が男性であるといわれています。

日本の乳がん罹患率は欧米諸国と比べるとまだ低い状況です。しかしアメリカやイギリスでは1990年代から罹患率・死亡率が減少しているのに対し、日本では乳がんに罹患する人は、全ての年齢隊において年々増加の傾向にあります。乳がんの罹患率は30歳代から増加し始め、50歳前後にピークを迎え、その後は加齢とともに減少していきます。

乳がんの危険因子(乳がんに罹患しやすくなる原因)は、いくつか知られています。母親や近親者に乳がん罹患者がいる場合には、乳がん罹患率が少し高くなります。また乳がんの発生には女性ホルモンのエストロゲンが関与するとされており、初潮年齢の若い人、閉経年齢の遅い人、子供の数の少ない人、最初の出産年齢が高い人、更年期障害に対してホルモン補充療法を行った人も、乳がんのリスクが高まるのではないかと考えられています。肥満やアルコールの過剰摂取も乳がんのリスクに関与していると考えられています。

一方、大豆製品の摂取量が多かった日本人に、かつては乳がんが少なかったことに関連して、大豆に含まれるエストロゲン様物質が乳がんの発症を抑制するのではないかとも考えられています。

職場における人間関係に代表されるような「心的なストレス」に長期間さらされている人は右胸に、不規則な生活や重労働を長期間行っている人は左胸に、乳がんができやすいという説もあります。


インプラントによる乳房再建の保険適用


乳がん治療で乳房を失った患者さんが行う乳房再建において、からだの一部の組織を移植する「自家組織」による再建には保険が適用されるにもかかわらず、従来は、からだへの負担が少ない術式の「インプラント」での再建には保険が適用されていませんでした。「インプラント」での再建の場合、費用も高額となり、再建を断念する患者さんも多かったようです。

しかし昨年9月、乳房再建を目的としたブレストインプラントと乳房専用のティッシュエキスパンダーが、医療機器として厚生労働省より薬事承認を受けたことを受け、早ければ今年の4月からインプラントによる乳房再建手術に保険が適用となります。

承認を前に、病気などで損なわれた乳房の再建など整容性と根治性を討議する、日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会が設立され、乳がん切除を行う乳腺外科医と乳房の再建を行う形成外科医との連携強化が図られています。乳房再建を国が保険で認める以上、安全性や手術の確実性の担保が必要となります。そのため、承認されたインプラントによる乳房再建は、まずは日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会に所属している責任医師の監督下で行われることが義務付けられます。

手術を行う医師は、同学会が主催する講習会を受講した医師に限定されます。学会では継続的に講習会を開催し、登録医制度をスタートさせることで、格差のない治療が日本全国で行われることを目指としています。


http://www.cancer110.com/