琉球大学医学部附属病院に機能画像診断センターがオープンします。


平成25年3月15日、琉球大学医学部付属病院に機能画像診断センター(FIMACC)がオープンします。機能画像診断センターは、地域における高度診断による診療を行うとともに、先進的な臨床研究や教育の戦略的な中核拠点としての役割を担います。

高度診断による診療については、FDG-PET による琉大病院及び地域医療機関のがん患者の病期診断、経過観察、再発・転移診断、先進医療(重粒子線・陽子線治療等)への対応( ゲート機能)などを行います。

機能画像診断センターでは、最先端の装置やシステムによるPET-CT検査を行います。PET(Positron Emission Tomography)検査は、日本語では「ポジトロン断層撮影法」と呼ばれます。PET検査は、「がん細胞は正常細胞に比べ3~8倍のブドウ糖を取り込む」という性質を利用します。ブドウ糖に類似したFDGと呼ばれる物質に放射性同位元素をつけた薬剤(くすり)を注射し、約1時間後に撮影し、このFDGが多く集まる部位を画像から特定することで、がんを診断するというものです。

PET検査は、全身や心臓、脳などのからだの中の細胞の働きを断層画像として捉え、病気の原因や病巣、病状を的確に診断することができます。CT検査やMRI検査では、病変の形態を画像化することしかできませんが、PET検査は全身が確認でき、4~6㎜の空間分解能が可能です。PET検査は、病期診断、治療効果判定、再発・転移診断などに有効です。

PET は全身を一度で検査でき、リンパ節に転移したがんの有無の判断にも優れているため、病期診断には特に効果的です。

なお、PET-CT検査とは、PETの機能(糖代謝)画像とCTの形態画像との融合画像による検査で、診断精度の向上や検査時間の短縮が図られます。現在、PET診断を悪性腫瘍の診断には保険が適用出来ます(ただし、保険適用の際には医師からの「診療情報提供書」が必要になります)。

がん治療において最も大切なことは、早期発見・早期治療です。1cm以下の「がん」を発見するには、現在ではPETがもっとも有効といわれています。がんの早期発見のためにも、PET検査の受診をおすすめします。


がんを早期発見するためのPET検査


PET検査とは、ポジトロン・エミッション・トモグラフィ=陽電子放射断層撮影のことをいいます。がん細胞が増殖するためにブドウ糖を必要とする特性を利用したもので、ブドウ糖に似た薬剤であるFDGを注射し、FDGががん細胞に集まるところを画像化します。つまり、がん細胞の活動状態で診断をするということです。

一度に全身をくまなく検査できることもPET検査の大きなメリットで、がんの種類によってはかなり早期のがんを発見することも可能です。頭頚部がん・食道がん・肺がん・乳がん・大腸がん・子宮体がん・卵巣がん・悪性リンパ腫などは、PET検査で見つけやすいがんとされています。

また腫瘍が良性か悪性かを識別したり、転移などの診断にも有効とされています。CT検査・MRI検査と組み合わせることにより、より詳しい診断を行うことができます。

検査費用は平均10万円程度(健康保険が適用にならない検査の場合)と高額ですが、6万円程度で検査を受けることのできる施設もあります。


http://www.cancer110.com/